さて12時に寝るとして、残された時間はあと1時間。
今日という単位の僕の人生はあと1時間で終わる。
さあ、何をするか。
その前に、今日の事を記録すべきか。
今日は良い天気だった。朝、目を覚まし、カーテンを開けると雲一つない晴天だった。
昨日の曇天と打って変わって、晴れやかだった。
昨日の曇天は曇天で、気分の浮き沈みを自然が体現しているように思い、感慨にふけるという娯楽をした。
今日の晴天は、昨日とのギャップを目いっぱい楽しむことが出来たように思う。
いい気分になった。
もちろん暑く、汗はうっとうしいが、そういった環境の苦しさというものに対しては、歳をとるにつれ気にならなくなってきたように思える。
仕事は相変わらず、いや、打って変わってなお激しく、炎上の船が出航し、いよいよ逃げ場のない空気を漂わせているが、幻想である。
幻想であれば、そこに見出すのは、やはり納得だけである。
出来る事を出来る分だけやる。それは諦めではない。
工夫に気づいたら工夫をするという事も出来る事に含む。
無常にも結果は、目の前に転がり出てくる。
それをどう受け止められるかは、自分にかかっている。
抽象的なだけでは、いけないが、ここで仕事について具体的な事を記録する気はない。
人に影響を与えたくば、抽象によって求心し、具体によって信頼を得るのみだ。
僕は未だ具体の無い人間だ。
抜け殻だ。具体を得るにはどうするか。
アウトプット、結果、経験、1から10を知ることの出来ぬなら、ひたすらに苦しく楽しく生きる以外に道はない。
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