やはり続かないものだ。
そして、やはりまた戻ってくる。
そしてまた、一年前とたいして変わらぬことを書く。
それでいいのだ。
美味しいものを食べた。
歌って踊って楽しかった。走って気持ちよかった。
空が、夕陽が、夕焼けが、星が、月が綺麗だった。
アニメが面白かった。
映画が面白かった。
友人と話をして面白かった。ゲームをして楽しかった。
それらすべてを忘れて絶望しかけるくらい、仕事が大変だった。
書き出してみると、十分に人生を謳歌していると思える。
不思議なものである。
僕はこんなにも寂しくて、孤独だというのに。
感覚と事実は必ずしも一致しないことを知る。
一致させようと無理やり思い込もうとすると、いよいよ自分が分からなくなる。
そういうものである。
同じことを繰り返して違う結果を得ようとするのは狂気であると言ったのは誰であったか。
僕はどんな結果を望んでいるだろうか。
望み無くして行動し、得られるものとは何だろうか。
生きている。それだけで十分である。
ただ、それだけで十分だと納得しえない自分がいるのである。
もっと、クリアに分かりやすく切れ味のよい人間になりたいとも思うし、曇っていて得体が知れずつかみどころなく存在感を放つ人間になりたいとも思う。
私はバカである。話すことも、書くことも、ままならない。歌や絵、ダンスといった芸術的表現の手段も持たない。
これは自分自身にも、他人にも、私個人の個性というものを判断させることを困難にする。
それを非常に不自由に感じながらも、表現を学ぶことをしない怠惰な生活である。
無遅刻、無欠席、能力足らずとも、苦言せず、出来る事はやり抜く。
そんな仕事ぶりをしていたとしても、デカダンス的な情感は増すばかりの生活である。
私は、何をしているのか。その思いは、仕事をしているとより強まる。
タバコ、酒をやっている時と全く変わらぬ感情が立ち込めてくる。
これは良くない。
晴れない。
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