今与えられる仕事内容に対し、何にどれくらいの時間がかかるのかが大体読めるようになってきた。
慣れていないことは、もちろん遅いし、慣れたら早くなる。工夫次第でもっと早くなる。
しかし、物理的な限界はどうしてもある。そうなると、特に気にするようになるのは手戻りが発生するかどうか、ミスがないかどうか。
人間のやる仕事だから、ゼロにはならない。
ここまで来たら一人前だと言える。
そしてここで何も変化がなければ、一人前止まりである。
与えられた仕事はどんなに素早く、完璧にこなせるようになっても、内容自体に変化がなければいずれ飽きる。飽きれば集中力が散漫になる。手戻りミスが発生し、評価は下がる。慣れにも工夫にも限界があるからここからの成長は難しい。そんな状態に仕事は舞い込む。新しいことを学ぶ気力がなくなってきた年齢ならまだとどまる覚悟が出来るかもしれないが、若者が他分野の仕事に興味を持つのも無理はないだろう。人間だなも。
若くして優秀な人ほど、こういった状況になるのではないか。
企業、上司としてはそういった人材をとどめておく為にはどんなアプローチが有効だろう。いずれ、私自身がそう思った時の為に、今の僕が考えておくのも悪くないと思った。
まず、全体像を知りたい。上司が分かっていること、分かっていないことまで含めた、全体の状況。その中で、どれだけのことをしているのかを知りたい。また、どれだけのことが出来ていなくて、出来るようになることを求められているのかをざっくり知りたい。出来ないことの方が多いのは当たり前なんだから、それを明言したうえで任せてもらえるような仕事の振り方をしてくれたら、モチベーションは上がる。突発的にふって湧いた雑多な仕事を、急ぎだからと言って雑に丸投げするのは、よくない。飛び散った牛乳を拭わされるボロ雑巾のような気分になる。
コメント