いつもの事だが、特に書くことはない。
そんな書く必要もない事を始めの言葉として、何かを書くとしよう。
なぜなら、何かしら書こうかと思ったからだ。
そう思ったなら書いておくべきだと思ったからだ。
なぜなら、僕は明日死ぬかもしれないからだ。
明日死ぬとわかっているならば、こんな事をしていないだろうが。
明日も明後日も、同じような日常が続くと思って生きるのが人間という生き物だ。
さて、毎度の如く、暗中模索の疑心暗鬼。
出口も入り口もない迷宮に入り込んで、投げやりになる前に現実の話に戻らねばならない。
何がしたいかを考えてみる。
もし、1週間後に死ぬのだとしたら何をして死にたいか。
何をしたいかを考えると絶望的になって、何もしないのが僕という人間だ。
だから、何が出来て何が出来ないのかをあくまで客観的に考えてみる事にする。
最初に浮かんだのは、本だ。
精霊の森は一週間あったら読み切れるだろう。
しかし、ハリーポッターもとなると厳しい。
ダレンシャンも読み返したいと思ったら、不可能だろう。
一週間後に死ぬとしたら、精霊の森とハリーポッターとダレンシャンのすべては読めない。
じゃあ、二週間後に死ぬのだったらどうだろう。
前述の3シリーズは読める。
しかし、自宅に積んである読んでいない本が20冊ほどあるが、それを全部読み切るのは不可能だ。
本ばかりで考えているが、映画も見たいとなるともうお手上げだ。
それに本を十分に楽しむには集中する事が欠かせない。
つまり、睡眠不足はよろしくない。本を読むためには睡眠もしっかりとらなければならない。
僕はまだベースを弾けていないし、曲も作れていない。
絵も描いていないし、物語も1作品だって完成させたことがない。
これらが全て、心から楽しんでやりたいことかと言えば違うのかもしれない。でも、1週間後の死から考えていったときに、自然と浮かんできたこの事柄は、潜在意識的に抱いている欲望なのかもしれない。
では、なぜやっていないのか。
その理由を知ってからでないと始められないのだとしたら、きっとこの世に音楽や物語は無いのだと思う。
~
そう
僕は本が読みたい。感動したい。
いい曲を作りたい。
いい本を詩を書きたい。
僕の生み出すそれが良いものだと、信じたい。
自分が心から良いと信じられるものを、周りに満たしていきたい。
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