記録/2022.4.10

日記

春風とは、暖かい風だろうか、それとも涼しい風だろうか。

今日は暖かかった。

小春日和とは冬の季語であるが、今日の暖かさは何故か晩秋を思い出させた。


親しい人は少ないが、それでも社会人として働いていれば会話をすることもある。

自分から話題を提供するわけでもないので、社交的な方々は、総じて健康な人間に共通の話題を振ってくださる。

まずは年齢、そして結婚しているか、もしくは彼女がいるかどうか。

僕は答える。

いいえ、いいえと。

この先の会話をまだしたことがない。

ここでの対応がまずいのか、大抵、すごい表情をなさる。

信じられないという表情、憐憫、軽蔑さえ感じる時もある。

何か反社会的なことでもしているような気になる。

そういうわけで、人が怖い。

空を見て、森を見て、川を見て、音と風を感じる。

地球という空間。

地球は楽しい。地味さと派手さ、優しさと冷酷さを併せ持つ驚異的存在だ。

今日みたいな日和が気持ちよく、幸せだと感じる。

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