no title

考えたこと

美しい音 悲しい音に 包まれたあなたが

静かに 月の下で 泣いていた

美しい音 優しい音に あこがれたあなたが

静かに 心の中で 叫んでいた

憎しみの音 怒りの音で 美しい音が聞こえなくなったぼくが

自分の弱さを受けいれられず あなたの弱さを聴くことができなかったぼくが

嘘の音 否定の音で あなたの最後の音までかき消した

その音は 僕の音になった

その音は恐ろしく 美しかった

今になって やっと 美しかったと気づいた

だから僕は 言わずにはいられなかった

それは 美しかったんだと

僕は誰よりも ぼくに 言わずにはいられなかったんだ

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