考えたこと

考えたこと

涙の理由

飛行機が、飛びました。 私はそれを見て泣きました。 それは何故でしょうか。 恋人を見送る女の人の切ない表情を見たからでしょうか。 父を見送る今にも泣きだしそうな子供と母を見たからでしょうか。 見るもまぶしいほどの無邪気にはしゃぐ男の子を見た...
お話

世界は神が創ったと言われ、それを真に受ける現代人はもはや絶滅危惧種であろう。 しかし、はるか昔。 といっても、たった2600年前ではあるが、ほとんどの人間がそういった話を信じ、同じように寝て食べて生活を営んでいたらしい。 どのようにして、神...
考えたこと

雀と白鳥

雀がいた。 空を羽ばたくにしても、地面を歩くにしても、何もかも忙しない雀。 その鳴き声も、小さく、短く、とにかく忙しない。 仕事中の僕のようだと思った。 白鳥がいた。 城のお堀の水面に一匹。 風はなく鏡のような水面に、自らの体が作り出す緩や...
考えたこと

メリハリ

時計が欲しい。 美しい時計が。 時計を見つめているのに、時間を忘れるような、そんな時計が欲しい。 今日も失敗をした。 知らない事を知った。 次は間違えたくないと思った。 そう思えている自分を認識できた。 間違えたくないと思っている自分がいる...
お話

ネガティブ失敗

三月下旬、新生活への助走をつける人々や年度末の喧騒に巻かれている社会人の行き交う道の傍らで、一足早めに咲いた河津桜が咲き誇り、道行く人それぞれの世界をいくらか華やげていた。 桜の中でもひときわ桃色濃く華やかな河津桜でさえも、その人の世界を彩...
考えたこと

言葉を使う事

月並みでありふれた言葉やフレーズでも、ある時ふとその存在が輝くように感じることがある。 最近、仕事や読書中、電車の中、スマホを見ている時に頻繁に思う言葉がある。 それは、人類の最大の発明は文字であるという誰が起源かもわからぬ言葉だ。 この言...
お話

美しい涙を流す女

私は美しい涙を流せる女。 限りある人生、たくさん美しい涙を流したいと思っているわ。 でも、、涙の似合う女にはなりたくない。 私には好きなものがたくさんあるの。 人が人を愛する映画、人が物を愛する映画、物が人を愛する映画、他人を愛する映画、そ...
考えたこと

全ては自分の為の態度と言葉

あの人はいつもイライラしている。 あの人はいつも怒っている。 あの人はいつも他人を見下した目で見ている。 あの人はいつもニコニコしている。 あの人はいつも優しい。 あの人の行動と態度は、その人自身が必要としているものだ。 僕はイライラしたく...
日記

記録/2020.12.10

運動のみが魂を支え、そして精神を高揚させる。 これはマルクス・トゥッリウス・キケロという、紀元前1世紀の共和政ローマ末期に活躍した政治家の言葉である。 僕はずいぶん昔にどこかでこの言葉に出会った。 今はもうどこで見知ったのか思い出せない。 ...
お話

私はね、人生という全ての時間をかけて、元気玉なんかよりもっと大きなエネルギーの塊のようなものを創って、ぶっ放したいの。 アニメの世界ではさ、敵がさ、大きなエネルギーの塊みたいな殆ど絶望的な攻撃を繰り出してきて、万事休すかって時に勇敢な戦士の...