日記

記録/2021.09.29

中秋の名月は雲に隠れて見えず、沈んだ気分で床に就いた日の翌朝は、カーテンを開けると薄いピンクとオレンジの霞みがかった透けるような雲が優しく光っていた。 朝焼けは夕焼けのような鮮烈さと情熱は無いけれども、とにもかくにも優しいのだ。 夕焼けの燃...
日記

記録/2021.09.28

仕方がない。 だって、好きなんだから。 他でもない僕が好きで、僕だけが好きなのだから。 物事は共有をすることで充足感を得ることが出来るが、共有が出来ないと孤独となる。 だからといって、好きな物事を無関心無用の長物とするのは、無理なことである...
日記

記録/2021.09.27

我慢は煩悩の一つである。 僕は我慢強いとは思わないが、考えても仕方のない事で悩み悶える事に積極的に取り組んでいるようだ。 現実に問題はいくつも抱えているはずなのに、それらの排除には一切取り組まない。 問題には2種類ある。 取り組めば解決でき...
日記

記録/2021.09.21

怒りたくない。 恨みたくない。 文句も言いたくない。 綺麗なもので満たされた世界に生きていたい。 実現できる世界だと思う。 でも、これは誰かに期待したり押し付けたりした瞬間に実現しなくなる。 理想というものは、実現している時は有難いものであ...
日記

記録/2021.09.17

失敗をした。 いや、分かっていた。 諦めたことを僕は知っている。 どうにかできただろう、どうにかしてしまって、何もない事の方が僕にはつまらなかったのだ。 ひどく自分をしょうがない奴だと思った。 迷惑をかけた。迷惑をかけて申し訳ないという態度...
日記

記録/2021.09.16

辛い時ほど笑え。 いや辛いなどとは思っていないのだが、なぜこの言葉を思い出すのか。 そもそもこれは誰の言葉だ。 賛同するもの多かれど、あまりにも誰にでも浸透した言葉ゆえに誰の言葉か分からない。 そして、その上向き志向で多くの人を救ってきたで...
日記

記録/2021.09.14

やはり続かないものだ。 そして、やはりまた戻ってくる。 そしてまた、一年前とたいして変わらぬことを書く。 それでいいのだ。 美味しいものを食べた。 歌って踊って楽しかった。走って気持ちよかった。 空が、夕陽が、夕焼けが、星が、月が綺麗だった...
ランダムワード作文

ランダムワード作文8

月明り差し込み優しく光る、静寂に包まれた一室は、皇族がほっと息をつくための場所に思われた。 西の壁には皇族の往来する建屋においては、比較的静かな装いの掛け軸が飾られている。 この落ち着いた部屋であればこそ、皇族はひと時の頭空っぽを嗜むことが...
日記

記録/2021.09.02

自分のやっていることに自信が持てない。 それでも、必死に動く。 もはや、考えているのではなく感じている。 悪く言えば、なんとなくでやっている。 それでも、一日生き抜いた自分が誇らしい。 音楽は何を聞いてもうるさく、文字は読めず、話は意味を捉...
ランダムワード作文

ランダムワード作文7

「絶対無理!ヤダヤダヤダ!無理だって!」 よくあるバラエティ番組のしょうもない勝負に負け、私は今、はるか下方に川を見下ろす橋の上にいる。 これからバンジージャンプをしなければならない。例の如く、早く飛べとヤジを飛ばされているところだ。 「ち...