日記

記録/2021.10.14

ポジティブ日記がいいらしい。 そんなことを言われても、と思う自分が居る事を否定できないが、それでもポジティブ日記を書くことが人間という動物にとって、「より良い」のだろうから実践すればよい。 しかし、私は実践しない。 なぜなら、面倒だから。 ...
日記

記録/2021.10.09

人間はワイヤレスで動くのだ。 ゲシュタルト。 スケールを意識しないで部分的な理解をしようとすると、全体を意識したときに混乱する。スケールを拡縮しながらパズルをするのは、2次元パズルを3次元パズルに拡張した時くらいムリゲーになる。
お話

割れ鍋を塞ぐ

割れ鍋に綴じ蓋。 そんな仕事もある。もちろん私は蓋をする方だ。 一生懸命蓋をした。くさいものに蓋をする思いであった。 仕方がない、鍋を作る立場にない。鍋を作りたいとも、進言していない。 そもそも鍋の作り方も分からない。直し方すらおぼつかぬ有...
日記

記録/2021.10.06

問題がない。 だから生きていけない。 会社には問題があるが、自宅には問題が無い。 問題は解決せねばならない。 知らない事は聞き、答えが無いものには想像と憶測と交渉とを用い、仮説をもって行動すればいい事だが、問題が無ければ何もしなくてよい。 ...
メモ

工場

工場とは、モノに付加価値をつける場所である。 最終的に販売される製品となるまでに、無数とも思えるほど多種多様な付加価値付けをまた無数の工場がそれぞれ行っている。供給連鎖、サプライチェーンだ。 最終的なプロダクトを生産、販売する企業を頂点とし...
日記

記録/2021.10.05

朝、目が覚めて少し身じろぎをすると、洗いたてのシーツから洗剤の香りが立ち上った。 横になったままカーテンを開き、淡いピンクの朝焼けを見とめて、慨嘆し、頭を起こす。 今日も仕事だ。その前に生きている、生きて何をするのか、仕事だ。 まだ、僕は新...
お話

悲鳴

それは時雨のように、どちらともなくふらふらとおぼつかない気持であった。 涼しいと寒いの間でさまよう鳥肌の、迷った挙句にぞわぞわと、身震いにもならぬ震えに、どうにもならぬ煮え切らなさをたたえて、少年はそこから意識を逃れたいかのように虚空を見つ...
日記

記録/2021.10.04

自分の設計したところにミスがあった。 機械の動く範囲をきちんと確認していなかったからだ。 横着したわけでも、焦っていたわけでもない、もちろん適当にやったわけではない。 原因は無知である。 同じ失敗はしない。これは意気込みではない。経験が一度...
お話

ネギ

それはネギであった。 根は無く、真っ白に艶やかな葉鞘から深緑の葉身の先端まで、ささやかなグラデーションをもって違和感なく存在感を放つそれは、もしやすると自分の顔より見慣れた、どこのスーパーでも目にする長ネギであった。 その時、私は片足を地面...
日記

記録/2021.09.30

僕は頭が悪いね。 何をしたいのかが分からないのは、誰にでもよくあることだが、何をするか何をしているのかも、それも分からないとくれば、いよいよあやしく、それが何をもたらすのかなんて未来はもちろん分からないまでも、何をしていたのかすら分からない...